全国地域リハビリテーション研究会は1979年にスタートした日本における地域リハの草分けです。研究会設立時から、地域リハのあり方を職種や所属を超えて、実践をもとに学び合い語り合ってきました。このような歴史ある組織ですが、21世紀に入って、介護保険導入によって、市町村の機能訓練事業等がなくなる中で、会員の中には元世話人代表の大田仁史先生を始め地域リハ分野の先駆者の方々が多くおられますが、新規の会員は少なく、現在の会員数は約200名に過ぎません。しかし、日本中で2025年問題への対応として「地域包括ケア」の構築を目指して、医療介護のあり方が大きく変わろうとしている今、医療介護現場に働くリハ職や介護予防を含む地域包括ケアに取り組む市町村職員にとっても、地域リハの視点で議論をする場が今後さらに必要になると思われます。つまり、全国の市町村で、高齢者だけでなく障害者を含めた「地域包括ケア」を目指して、もう一度地域リハの実践を行い、これからの方向を多職種、さらには当事者、住民が参加して、議論が行える環境が必要な時代が再び訪れたわけです。
具体的な研究会活動としては、全国リハ・ケア合同研究大会においては、これらの課題を取り上げ、専門職だけでなく当事者や住民、そして行政関係者も参加できるプログラムの実施を目指します。また、研究会独自の研修会では、地域での実践事例を報告いただき、そこから学び、発展させることを目指します。さらに、このホームページを会員間の相互の意見交換や、先輩会員からのスーパーバイスに活用したいと考えています。所属や職種に関係なく個人参加できる唯一の全国的リハ組織の強みを発揮するためには、多くのリハ関係者及び保健師等の高齢者や障害者を地域で支える皆さんの主体的参加が必要です。もう一度、熱く「地域リハ」をともに語りましょう。キャッチフレーズは、「地域リハさいこう」です。これからの日本の超高齢社会にとって最高のコンセプトであり、再考されるべきものです。我々の努力で地域リハを再興するためにも、多くの方々に会員となっていただくことをお願いします。
顧問 | 大田 仁史 | 茨城県立健康プラザ |
顧問 | 竹内 孝仁 | (株)ケア科学研究所 |
顧問 | 奈良 勲 | 金城大学 |
顧問 | 浜村 明徳 | 小倉リハビリテーション病院 |
顧問 | 米田 睦男 | 竹川病院 |
顧問 | 松坂 誠應 | 長崎リハビリテーション病院 |
会長 | 柳 尚夫 | 兵庫県但馬県民局豊岡健康福祉事務所 |
副会長 | 林 拓男 | 公立みつぎ総合病院 |
監事 | 小泉 幸毅 | 小倉リハビリテーション病院 |
監事 | 井口 茂 | 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 |
役員 | 長谷川 幹 | 三軒茶屋リハビリテーションクリニック |
役員 | 菊地 啓介 | 北海道総合在宅ケア事業団 |
役員 | 青山 誠 | 手稲渓仁会病院 |
役員 | 岡持 利亘 | 霞ヶ関南病院 |
役員 | 廣瀬 英夫 | 県北西部地域医療センター |
役員 | 手塚 康貴 | 医療法人生長会 阪南市民病院 |
役員 | 逢坂 伸子 | 大東市保健医療部高齢介護室兼地方創生局 |
役員 | 逢坂 悟郎 | 兵庫県丹波県民局丹波健康福祉事務所 |
役員 | 坂井 容子 | 岡山県美作県民局健康福祉部 |
役員 | 小林 央 | 大田市立病院 |
役員 | 佐藤 浩二 | 社会医療法人敬和会 大分岡病院 |
役員 | 山野 薫 | 学校法人 薫英学園 大阪人間科学大学 |
役員 | 斉藤 秀之 | 公益社団法人茨城県理学療法士会 |
役員 | 村上 重紀 | 公立みつぎ総合病院 |
役員 | 村井 千賀 | 石川県立高松病院 |
役員 | 中島 鈴美 | 世田谷区高齢福祉部 |
役員 | 天野 純子 | 医療法人ハートフル アマノリハビリテーション病院 |
役員 | 大串 幹 | 兵庫県社会福祉事業団 総合リハビリテーションセンター |
事務局長 | 篠山 潤一 | 兵庫県社会福祉事業団 総合リハビリテーションセンター |
事務局員 | 安尾 仁志 | 兵庫県社会福祉事業団 総合リハビリテーションセンター |
事務局員 | 相見 真吾 | 兵庫県社会福祉事業団 総合リハビリテーションセンター |
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