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治療

神経難病患者に対して集学的な介入を実施しております。
例)代表的な神経難病であるパーキンソン病患者を対象に以下のような内容で様々な職種が集まり介入を行っております。

①理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、音楽療法士、園芸療法士による個別リハビリと自主練習の指導を実施しております。

パーキンソン病のリハビリとして世界的に効果が検証され日本でも普及してきている大きな運動を促すLSVT-BIG、大きく聞き取りやすい発声を促すLSVT-LOUDも実施しております。(資格保持セラピストLSVT-BIG 5名、LSVT-LOUD 4名)

②脳神経内科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、音楽療法士、体育指導員が参加した集団リハビリを実施します。

教育プログラム運動プログラムに分かれております。

  • 教育プログラムでは疾患について、生活の工夫について、薬、食事について各担当者が相談も受け付けております。
  • 運動プログラムでプールでの水中運動や、ダンス(リズム運動)を行っております。集団リハビリではみんなで楽しくワイワイ運動をしたり、患者さん同士で悩みを共有し、工夫などを相談したりできる場にもなります。

③必要時は脳神経内科、リハビリ科、精神科、泌尿器科、整形外科、歯科などの担当医師と相談して頂き、ドーパミンシンチ、脳血流シンチ、MIBG心筋シンチ、頭部MRI、嚥下内視鏡、嚥下造影検査、心肺運動負荷試験、神経心理検査、尿流動態検査、脊椎評価などの精査が可能です。

また治療についても薬物療法、装具療法、入れ歯の作製を行います。

④医療ソーシャルワーカーによる社会的支援の情報提供を行っております。

研究

兵庫県立リハビリテーション西播磨病院の倫理審査委員会承認研究

  • パーキンソン病に対する集学的リハビリテーションの効果に関する研究
  • パーキンソン病の上腹部型腰曲がりに対する腹筋群へのリドカイン注射の有効性の検討
  • パーキンソン病に対する水中運動療法の効果
  • 低栄養患者に対する入院リハビリテーションにおける栄養アプローチ
  • 舌圧の立ち上がり速度と嚥下機能との関連(パーキンソン病患者を対象に)など多数

臨床試験登録

UMIN000026127 パーキンソン病の認知機能に対する有酸素運動と認知トレーニングの効果の研究
UMIN000023641 手続き学習を含めた神経心理・脳画像評価を用いたパーキンソン病のリハビリテーション効果予測
UMIN000021798 パーキンソン病の前屈姿勢に対する入院リハビリテーション治療効果の検討

日本学術振興会科学研究費助成事業 (若手研究)

  • パーキンソン病患者の認知機能に対する有酸素運動の効果(脳画像解析を用いて)
    課題番号15K16379
  • 手続き記憶を含めた神経心理・脳画像評価を用いたパーキンソン病のリハビリ効果予測
    課題番号18K17778

科研費

パーキンソン病患者に対する入院リハビリの効果を検証した論文

https://doi.org/10.1177/0891988719841721

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