失語症専門外来Aphasia professional foreignness
失語症でお悩みの患者様とご家族の方へ
当院では、失語症の方々への専門外来を行っています。
失語症は、脳卒中などの病気や事故の後遺症としておこるもので、単に「ことば」が話しにくくなるだけでなく、理解することや読み書きも不自由になる病気です。
この失語症の症状は、目に見えないだけに分かりにくい側面があり、よく理解せず素人判断で対応してしまうと、思わぬかたちで傷つけてしまったり、トラブルが生じてしまう怖れがあります。失語症の方が100人おられれば100人ともその症状も異なり、コミュニケーションの対応方法も、それぞれに異なります。
失語症専門外来では、言葉を中心としたコミュニケーション能力を正しく評価し、個々の患者様にとって最適な訓練を行っていきます。
また、ご家族の方に失語症を正しく理解していただくとともに、ご家庭で困っておられる事、疑問に思われている事を、ともに解決できるよう取り組んでいきます。
当院には、失語症に詳しい医師や言語聴覚士(ST)がそろっており、訓練施設・環境とも充実しております。
失語症の改善は比較的緩やかであり、訓練の効果が年単位に及ぶ場合もあります。
一般には脳卒中などの脳血管障害のリハビリは、医療保険にて原則発症から半年以内とされていますが、これを越えても改善が見込まれるケースなど、医師が必要性を認めればリハビリは継続可能です。
ことばの能力が低下してお困りの方、家庭内などでコミュニケーションが取れずにお困りの方など、発症からの日数に係わりなく、失語症専門外来を受診されてはいかがでしょうか。
なお、外来に来られた時は、『失語症専門外来に受診に来られた旨』を受付窓口にお伝えください。失語症外来の診療科は、脳神経内科および内科となります。
失語症外来についてのご質問は、総合相談・地域連携室もしくは、リハビリ療法部まで
ご連絡ください。