リハビリテーション科
リハビリテーション科を受診される方へ
切断・脊髄障害の外来担当医について(2018年2月からの体制)
- 第2、4週:原則、陳医師・戸田医師 2名の診察です。
- 第1、3、5週:戸田医師単独の診察です。
麻痺や言語障害を中心とした「機能障害」、日常生活動作の「能力障害」、そして住まいや環境の「社会的不利」に対して、段階的なリハ治療プログラムで、専門スタッフによるチームアプローチと病院内外の多くの部門との連携で社会復帰に向けた治療を行います。
主な病状
脳卒中、切断(成人・小児)、脊髄損傷、骨関節疾患等によって引き起こされる諸障害全般。
スタッフ紹介
氏名 | 役職 | 卒業年次 | 専門医資格など | 専門領域 |
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陳 隆明 |
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昭和61年 |
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大串 幹 |
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昭和61年 |
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戸田 光紀 |
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平成17年 |
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リハビリテーション科の紹介
当院のリハビリテーション科の特徴
- 切断・脊髄損傷のリハビリテーション
- 種々の疾患による切断と義肢・装具、脊髄損傷、ロボットリハビリテーション(筋電義手、コンピューター制御義足、ロボットスーツHAL®など)に関する治療については、「整形外科」の診療内容をご参照ください。
- 回復期病棟のリハビリテーション
- 回復期リハビリテーション病棟に入院される患者さんに対しては、脳血管障害患者の全身管理、評価、リハ処方、補装具処方、嚥下内視鏡、嚥下造影評価などを行っております。
特徴的な取り組みとして挙げられるのはまず「リハビリテーション科回診」です。これは大串医師を中心として、他科の専門医ら共にと病棟回診を行うもので、各科の専門家がそれぞれの視点から初期に病態評価を行うことで、より安全で質の高い医療を提供するために行っているものです。さらに理学療法室において、実際に患者さんの起立歩行状態の確認を行い、病状的に装具が必要であればその選択や、調整をこの回診の中で行っています。このようなリハビリテーション科専門医によるタイムリーで適切な治療用装具の選択によって、より効果的で高い目標を達成するリハビリテーションを提供しています。 - 摂食・嚥下のリハビリテーション
- 「摂食・嚥下リハビリテーション」を内科、神経内科、言語聴覚療法士、看護師らと共同の元で進めています。医師は嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査を行い、嚥下困難食として多種の柔らかさの形態と味覚を両立させた食事を提供する栄養課のバックアップにより、安全に配慮しつつも工夫して食べられるものから積極的に直接嚥下を進めています。評価自体は外来患者に対しても行っています。
- ロボットリハビリテーション
- 我々はリハビリテーション医学医療の中にも、最先端の技術や治療法を開発・導入していく責務があると考えています。当院ではロボットリハビリテーション(ロボットリハビリ®)に活路を見出してきた歴史があり、HIT-2016試験(脳血管障害による片麻痺患者に対する生体電位等で随意コントロールされた下肢装着型治療ロボット(HAL-TS01)の下肢体幹運動能力改善効果に関する医師主導治験)に参加しました。回復期リハビリテーション病棟に入院しながら最先端の歩行ロボットリハビリを多くの患者さんに試せるチャンスを用意しました。(新規エントリーは2020年9月末で終了。現在結果の集計中。)