作業療法科(OT)
院内部門の紹介
リハビリ療法部
作業療法科とは
基本能力(運動機能・精神機能)、応用能力(生活で行われる活動)、社会生活適応能力(地域活動への参加・就労就学の準備など)を維持・改善し、地域社会の中でその人らしい豊かな生活が送れるよう支援します。
当院では次のような訓練を行っています。
- 徒手的な訓練
- 作業活動を用いた機能訓練
- 高次脳機能障害に対する訓練
- 能動義手・電動義手操作訓練
- ADL・IADL(生活で行われる活動)訓練
- 装具・自助具の作製
- 公共交通機関利用の評価・訓練
- 自動車運転適性評価
- 住宅訪問指導
作業療法室
広さは約800m2で、種々の作業活動が行える大きな机、立位で作業が行えるテーブル、徒手的な治療を行うためのベッドやマット台などがあります。作業活動は手工芸や木工をはじめ多くのものを用意しています。
退院後の生活に合わせた支援を行うために、介護用ベッド・リフター・シャワーチェアー・ポータブルトイレなどの福祉用具も揃えています。
生活実習コーナー
台所
台所はガス台と電磁調理器が設置され、実際に調理の練習を行います。
和室
畳の上での動作や、布団の上げ下ろし、掃除機をかける練習などを行います。
木工室
のこぎりや金槌などの一般的なものから機械工具まで多くの道具を取りそろえています。木工作業を通して、作業耐久性の評価や高次脳機能訓練、応用立位バランス訓練を行います。
実生活体験コーナー
ベッド
ベッド上での動作や、車いすとベッドの乗り移りの練習などを行います。
段差・入り口
団地やマンションを想定した入口の扉の開け閉めや
段差の練習を行います。
ユニットバス
段差のあるユニットバスで、
実際に出入りの練習を行います。
ユニットトイレ
家庭によく見られるサイズのユニットトイレで、
実際に出入りの練習を行います。
洗面所
家庭の洗面所を再現し、狭い空間での立ち回りや介助指導などを行います。
生活評価コーナー
浴槽
左右対称の2つの浴槽を設置し、中央の壁は可動式になっています。
いずれもシャワーの使用や浴槽でのお湯はりが可能で、より実際的な練習を行うことができます。
屋外スペース
プランターや花壇があり、園芸ができる空間になっています。また、物干し竿も設置しており、洗濯物を干す動作練習も行えます。