放射線部門・X線CT検査
院内部門の紹介
検査・放射線部
X線CT検査(予約制)
CT(Computed Tomography)検査は、物体を透過したX線の量をコンピュータで処理することによって、断面画像を得ることができる検査です。検出器の数を増やすことによって、短時間で広範囲を撮影することができ、立体的な画像も作ることができます。
造影剤を使用しない検査(単純検査)では、一度の撮影で任意断面の観察や3D画像を得ることができます。また、造影剤を使用する検査(造影検査)では、血管や各臓器の血液の流れを調べることができ、より多くの情報を得ることができます。
CT(コンピュータ断層撮影装置)
当院では、1回転で同時に複数の横断(輪切り)像が得られる、64列の検出器を装備した最新型のCT装置を導入致しました。胸部・腹部検査は5~6秒の息止めで撮影が終了します。金属によるアーチファクト(障害陰影、画質低下)を低減するソフトも搭載されています。また、高画質を保ちながら、従来よりも被ばく線量を低減できるソフトも使用できますので、安心して検査を受けていただけます。
撮影の体位や方法
基本的には仰向けの状態で寝台に寝ていただきます。検査時間は通常5~10分程度で終了します。また、目的によって造影剤を使用した検査も行います。
検査を受けるときの服装
撮影する範囲に金属類がある場合は取り外していただきます。
- ズボンのチャック、金属のボタンなど
- ネックレスやヘアピンなどのアクセサリー、メガネ、補聴器、カイロ、お金など
- ブラジャーやスリップなど
※スポーツブラのように肩ひもの調節金具やワイヤー等のないものであればそのままでかまいません。
検査を受けるときに気をつけること
検査前の数時間が絶食となる場合
- 腹部CT検査
- 造影CT検査
注意点
- アレルギー等がある方、以前に造影剤を使用して気分が悪くなったことがある方は、事前に主治医および担当の放射線技師にお申し出下さい。
- 体内電子機器(ペースメーカー、ICD、刺激装置等)を装着されている方は事前にお申し出下さい。
※CT検査を受けられないことがあります。